ロゼワインの祭典である「SAKURA WINE FESTIVAL 2024」に参加しました!
今年は3月30日(土)、31日(日)の開催でしたね。桜はまだ満開ではなかったですが、半袖で過ごせるくらいの気温。かなり暑かったので冷えたロゼワインが美味しかったです。生産者やインポーターが10程度集まってロゼワインを中心に赤ワインも白ワインも置いてありました。
美味しかったワインを紹介します。
🌸シャトー・アンリ・ボノーステフ ロゼ2022(ラ・メンゾ・ド・ピコル)
こちらはトカゲのエチケットが可愛いロゼワイン。「幸運のワイン」という名がついていますが、トカゲは幸運をもたらす生物とも言われています。こちらとても飲みやすくキュートなロゼワイン。すいすい飲めるし暑い日に冷やして飲むと抜群に美味しいですね。値段も2600円とお手頃価格。
🌸ドメーヌヒロキ ロゼ(ドメーヌ・ヒロキ)
ドメーヌヒロキは長野県安曇野にあるワイナリーです。一年を通じて風通しがよく1日の寒暖差が大きい。そして斜面の畑は水捌けがいい。ブドウ作りに最適な地で日本ワインを作っています。こちらは幸運のロゼより香りがふくよかで味わいにボリュームがあるタイプです。食事にも合わせやすそうで、単体でもすいすい飲めちゃうバランスの良さがとってもいいですね。日本のロゼワインもかなり美味しいですね!
🔴雪を友にて(岩崎醸造ホンジョーワイン)
こちらは甲斐ノワールで作られている珍しいワイン。甲斐ノワールとは、日本ワインの父『川上善兵衛』によって生み出された「ブラッククイーン」という品種とカベルネ・ソーヴィニヨンを掛け合わせて作られた黒ブドウです。日本とフランスの融合ですね…!味わいは酸味がしっかりしつつもカベルネ・ソーヴィニヨンのしっかりとした味わいも楽しめるワイン。好みは分かれると思いますが、なかなか見かけない品種でしたのでご紹介しました!
ロゼワインとは??
そもそもロゼワインがどのようにして作られているか知っていますか??ロゼワインにもいくつか製造方法があるのでご紹介します。
①直接圧搾法
赤ワインはブドウを皮ごと発酵し、その後ジュースにしてワインとなります。白ワインは先にジュースにしてその後発酵します。なので赤ワインには果皮の色素が移り、赤い色がつくというわけですが、この直接圧搾法は黒ブドウを使って白ワインの作り方をします。先にジュースにする際に、わずかに色素が抽出され、ロゼ色になるわけですね。
②セニエ法
こちらは①の逆で、赤ワインの作り方をするのですが、最初の皮ごと発酵する工程を短くすることで色素の抽出を調整しています。その後は通常通りジュースにしてワインとなっていくわけですが、赤ワインと同じような作り方をしているため、①よりも濃い色のロゼワインとなります。
③混醸法
こちらは黒ブドウと白ブドウを混ぜて作られるロゼワインです。セニエ法よりは色が薄く、あっさりとした味わいとなります。
④ブレンド法
本来赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインを作るのは禁止されていますが、シャンパーニュ地方だけ、白ワインに少量の赤ワインを入れて作ることが認められています。スパークリングワインは安定した色を作るのが難しいことから例外的に認められているんですね。
ロゼワインは色がキュートなだけでなく食事にも合わせやすい万能ワインだと思っています。地中海付近では海鮮料理とロゼを合わせているそうな…それでは今夜はロゼワインで乾杯。